2010年3月 記事一覧

介護保険が始まって早10年・・・ケアマネをしていてここ数年で
サービス内容も多様化されたなぁ~としみじみ。
以前は利用者様にデイサービスの話をすると「知っているよ!
朝バスで迎えに来て皆でご飯食べて
ちぃちぃぱぁっぱぁして帰ってくるんだろう!子供ではないので
私は行かないよ。」と一言!!
確かに数年前までは、そう捉えてしまう気持ちも同意できる状態でした。
しかし最近では・・・時間も1日ではなく半日タイプや、ご利用者様で言う
「ちぃちぃぱぁっぱぁ」の時間は殆どなく綿密にプログラムを組まれて
サービスを行われているところも目立ってきたので、
利用する方のニーズに合わせて選びやすくなったと感じます。
ちなみに今回足浴現場の撮影に協力戴けたデイサービスは
半日タイプで、働いている職員も介護福祉士やヘルパーではなく
あん摩マッサージの資格保有者で行っているので、その特徴から
足浴後マッサージの機械をかけたり指圧を行ったりと
とても治療的要素の魅力をもったデイサービスで、私も通いたいと思う所です。
この先10年後はサービス内容がどのように変化していくのか楽しみです。

Writer:中井 紫鶴

 

八王子市立ひよどり山中学校の学生さんが職場体験にきました。
入居者の皆さんと楽しそうにお話。
「孫?ひ孫ぐらいだな」と言っていました。
職場体験最後の日に、ご入居者の皆様からのエールにみんな、涙が。。。
美しい涙ですね・・・

ここ何日かで、ぐーーーんと大きくなった小松菜!!
収穫して、おひたしにして食べました。
甘くて、美味しかったです!!

Writer:渡邊 知子

もうすぐお花見ですなー。
酒なくて、何の己が桜かな、って。
我がシルバービレッジ中央のお花見は
4月7日(水)を予定してまーす。

Writer:高水 直人

*この物語はフィクションであり、物語に登場する人物・団体等は
 全て架空のものであります。

となりの芝が青く見える・・・
  近くを捨てて遠くに求める・・

作:なおとっち

第2話 入浴介助ということ

   ゴシゴシゴシ
   ゴシゴシゴシ
  「シゲさーん、首も洗ってね」
   ゴシゴシゴシ
  「シゲさーん、わきの下も洗ってね」
   ゴシゴシゴシ
   あれ、泡立たなくなったぞ。
  「あ、泡立たないね。じゃぁ、シゲさん、石鹸渡すからね。はいどうぞ」
   シュポン!

   おわ!
  「ありゃ、ごめんねー」
   今、石鹸飛びました。
  「ぶつからなかった、大丈夫?シゲさん」
   目の前を横切りましたけど。
  「あぁ、びっくりした!」
   私もです。
  「はい、どうぞ」
   ゴシゴシゴシ
   今、落ちたところ、石鹸の跡が残って危ない気がしますが。
  「ん?どうしたの、シゲさん。あ、これ、大丈夫よ。平気平気」
   ゴシゴシゴシ
  「わきの下、洗いづらいですか。じゃ、そこだけ手伝いましょ」
   いやーな予感…
   コシコシコシ
   あひゃひゃひゃひゃ。
   コシコシコシ
   おひょひょひょひょ。

   「中村さーん、次、米田さーん、入りまーす。」
   「はーい」
   コシコシコシ
   はひょひょひょひょ。
   「あれ?今日は機嫌いいわねー、留守さんは」
   違います、くすぐったいんです。
   「そうなんですよー。はい、いらっしゃい。米田さーん」
   ふうーふうー。丁寧はいいんだけど、力が中途半端なんだよねー。
   米田さん、もしやあんたも…
   コシコシコシ
   「あひゃひゃひゃひゃ」
   やっぱり。
   「中村さん、今日はみなさん、楽しそうだわね」
   「えぇ、主任。やっぱりお年寄りはお風呂が好きなんですねー」
   ポチャン。
   ふぅー、ごくらく、ごくらく。取りあえず助かった。
   「米田さーん、はーい、ベンベンベン」
   「ぷ。何それ、中村さん」
   「あ、米田さんは、昔、三味線の先生だったんですよ」
   「へー、そうなんだ」
   ふーん。
   「わひゃひゃひゃひゃ」
   「まるで、耳なし芳一ですよねー」
   「そうねー」
   あれ、琵琶ですよ。
   「誰でしたっけ、えぇと、小泉、小泉…」
   「えぇとね、あぁ、ここまで出てるんだけどね」
   小泉八雲ですか。
   「小泉…純一郎は今の総理だしー」
   いや、もう辞めてるでしょ。
   「小泉何とかなのよね。確か、別名がなかったかしら」
   そうです。
   「主任、詳しいですね」
   「えぇと、何とかハーン、何とかハーンなのよね」
  
  ラフカディオハーンですか。
   「そうなんですか、主任。チンギスハーンとか」
   「あははは、まー、それに似てるわね」
   全然違います。
   「あひゃひゃひゃひゃ」
   「やーだ、米田さんは、ほんと好きなんだよねー。ベンベンベン」
   米田さん、はよう、こっちに来なはれ。
   「留守さん、もう出ましょうか」
   はい、もういいです。
   ザブーン
   ポカポカポカ
   
はぁ、いい気持ちだった。
   「中村さん、留守さんをお願いしーーーきゃ!」
   ツルーン!
   「あ!主任!大丈夫ですか」
   主任さんが滑った!
   「あぁー!危なかったわ!ここ滑るわねー」
   「主任、大丈夫ですか。あぁ良かった。誰ですか、こんなの残して」
   あなたです。あなたのさっきのでしょ、それ。
   「ふぅ、留守さん、ごめんなさいね。びっくりしたでしょ」
   びっくりしました。
   「主任、送迎の時間があるでしょうから、後は私がやりますよ」
   米田さん…
   「そうね。じゃ、頼むわね、中村さん」
   米田さん、大丈夫。きっと大丈夫だから。
   「はーい、まかせてください!」
   ポチャン
   取りあえず…良かった、米田さん。
   「じゃーこちらで拭きますね、シゲさーん」
   フキフキフキ
   あひゃひゃひゃひゃ。
   「嬉しいわ、シゲさん。そんなに喜んでくれると」
   フキフキフキ
   おひょひょひょひょ
   いひゃひゃひゃひゃ

 

一日早い「ひなまつり会」が行なわれました。
今年は、ボランティアの方々による出し物が見られました。
一組目・・・大正琴の 「ひまわり」 本人たちは『少し萎れ始めてますが・・・」
と言っておりましたが、そんなことはございません!
2組目・・・ヨサコイグループの 「SORCIERE(仏語)」
見た目どおり魔女と言う意味です。
と言っておりましたが、そんなことはございません!?
まーそれはさて置き、にぎやかな会となり一緒に歌う方、躍る方もいらっしゃいました。

Writer:田中 昇